17日(月)は、いよいよ郡陸上記録会。
夏休みから練習をしてきました。
まず、選手一人一人から抱負発表。
「自己ベストを目指します。悔いのないよう頑張ります。」など。












続いて、3年生のYさんをリーダーとして、1~3年生までの応援。いつの間にこんな準備をしていたのでしょうか。




その応援を受けて、キャプテンのYさんが代表してお礼と抱負を伝えます。

最後に校長先生から次のような話がありました。
「私の失敗談をします。私も小学生のときに陸上大会に出場しましたが2つの失敗がありました。
一つ目は、会場に行ったら、他の選手がみんな自分よりもすごい人に見えたのです。心が落ち着かず、体が緊張しました。結果は当然、うまくいきませんでした。
二つ目は、終わった後、結果が悪かったので落ち込みました。
結果だけが気になっていたからです。それまでの自分の頑張り、仲間との協力、指導していただいた先生方、応援してくれている家族や小学校の後輩たちのことを思うことができませんでした。
以上、先生と同じ失敗をせず、実り多い陸上記録会になることを願っています。」

今朝の白波タイムは、校長先生のお話し会でした。
何か考えているようです。学校では、この考えることが大切です。この児童は、いったい何を考えているのでしょうか?

大久小学校では、11月8日(火)の参観日に、人権講演会を予定しています。11月は差別をなくする強調月間になっています。
※人権講演会は、保護者だけでなく、御家族の方、地域の方の参加もかまいません。差別をなくするために、みんなで考えていきましょう。
13:30~14:15 人権に関する授業参観
14:30~15:30 人権講演会
講師: 高山 良二 先生(宇和島市三間町出身)
内容: 平和の種をまきたい~地雷原の村での挑戦~
お話し会の内容は、前半は、映像を見ながら高山さんの活動について知る。後半は、自分がもっと知りたいことを考える。


写真の女子児童は、新たに知ったことがあったでしょう。
そして、もっと知りたいこともあったと思います。それについて自分と向かい合っていたのです。
子どもたちのもっと知りたいことについて。
私がもっと知りたいことは、‥‥‥
〈地雷について〉
〇 なぜ、地雷が埋められたのか。
〇 地雷は、何個埋められているのか。
〇 地雷は、全部取り除けたか。今までに、何個取り除けたか。
〇 全ての地雷の処理は、いつ終わりそうか。
〇 地雷は、どこに埋められているか。
〇 地雷の威力はどのくらいか。
〇 地雷処理作業中に7名の方が爆発で亡くなったが、まだ他にいたか。
〈高山良二さんについて〉
〇 なぜ、高山さんはカンボジアに行ったか。
〇 地雷は危険なのに、高山さんはなぜ取り除くのか。
〇 高山さんは、なぜカンボジアの人々を救おうと思ったのか。
〈村の学校、日本語学校について〉
〇 村の学校や日本語学校には、子どもたちは何人いるか。
〇 村の日本語学校は、何年続いているか。
〇 村の日本語学校では今何を教わっているか。
初めて知ったこと、まだ分からないこと。この2つが大切です。
「問いを持つ」、そしてそれを「自分で探ってみる」ことは、更に自分を成長させます。
最後に、校長先生から子どもたちへ投げ掛けられました。
「もっと知りたいことを自分で探ってみましょう。
誰かに聞く、本やインターネットで調べることはいいですね。」
12日(水)午前9時、県内一斉の原子力避難訓練が行われました。
原子力災害に備えた住民避難。もしものとき、冷静に行動するためです。
大久小学校では、一次避難として屋内退避をしました。

ランドセルを背負って、退避。
しばらく学校に来られないかもしれません。そんなときでも学びを止めないために、タブレットと一緒に教科書等も持ち帰ります。
新たな気付きから起こった工夫です。

映像を交えながら、教頭先生からの話です。
放射線と放射能の違い。もし家にいたときは、どんな対応が必要か。二次避難として、松前町や場合によっては海の向こうの大分県へ向かうこともある。
そして、最後に強調されたことは、東日本大震災における福島県の原子力災害に関して。正しい知識と判断力を身に付け、偏見や差別が起こらないようにすることの大切さを強調されました。

子どもたちはしっかりと学んでいます。
天高く馬肥ゆる秋。
子どもたちも陸上練習を通して、心も体も大きくなっています。

指導される先生から理論的な説明を受けています。
「もっと、高く。着地後は体を横に流して。」



思ったようにいかず、悔しいこともあります。
でも、前へ、前へ。高く、高く。遠くへ、遠くへ。
陸上競技は、自分との闘いの面が大きいです。


決戦の日は、17日(月)。郡陸上記録会。
大久の秋祭り。コロナ禍、感染対策をとりながら3年ぶりの開催。
地域に暮らす人たちには、それぞれに役割があります。もちろん、子どもたちにも。
祭りは、子どもたちの出番です。
掛け声を掛けながら、四ツ太鼓をたたく4人の小学生。
大人たちから「いいぞー。もっとそろえてたたかんかい。」など
いろいろな声が掛けられます。
一方、牛鬼のかつぎ手として、小学生から高校生までの子どもたちが加わります。
大人たちから、要領のいいかつぎ方を教えてもらいながら、手助けしてもらいながら。肩にかかった重みは、一生残るでしょう。
未来に残していきたい祭りの風景です。





















9月25日の桜プロジェクトに関するメッセージ第2弾です。
〈大和ハウス工業 C様〉
早速ではございますが、小学校HPと八西ケーブルテレビを共有いただき、ありがとうございました。
当時を思い出しながら、鳥肌立てながら拝見しました。


私からも、今後も連携をお願いしたいと願っております。
イベントだけではなく、日ごろから地域の方々と自然と何かに取り組めたら良いなと考えております。
具体的に進めていきたい企画もあります。
1.大久小学校卒業式に向けた胡蝶蘭(COCOLAN)プロジェクト
2.三崎高校生、第2のおうち(ショートステイハウス)プロジェクト
3.防災連携




まだまだやれることは無限大にあると思います。
伊方町や地域の方々、そして未来を担う子ども達へ『す「て」き』な場所にしていく、お手伝いを今後も我々は携わりたいと思っております。
〈瀧口デザイン事務所 D様〉
各メディアでのご紹介や記録、すばらしいあの日の輝きが思い出されますね。加えて俳句まで…。
1日限りのお祭りではなく、ずっとつないでいくものとして、
参加された皆様の心に残ってゆくと良いなと思います。



今回のイベントは、先生方をはじめ多くの方の熱意により実現しました。
地域での子どもの数が減っている昨今ですが、美しく大きな海のとなり、きらきら輝く大久小学校、三崎高校の子どもたちを見ているととても勇気をもらえましたし、私も微力ながらこういった動きを全国に広めていけたら、と強く感じました。





9月25日の桜プロジェクトに関して、次のようなメッセージをいただきました。
〈大和ハウス工業 A様〉
常日頃 ビジネスの世界に従事している者にとって、先の一日は多く(大久!)の気づきを頂きました。
先生方をはじめ、地域の皆様が子ども達を大切に、育んでいる情景や小さな体で精いっぱい躍動する子どもの姿は今も眼に焼き付いています。

少子高齢化、地方の衰退等がネガティブに取り上げられがちですが、しっかりと地域に根を下ろし、情熱をもって伝統・文化・暮らしを守る皆様と触れ合うことで、世界に誇る日本の魅力は都会では無く、地方の津々浦々に有ることがよくわかりました。
大久小学校のHP、ケーブルテレビ動画を拝見しました。
子ども達の笑顔が何よりのご褒美ですね!
この子どもたちの成長のお手伝いを少しでもできれば、弊社にとっても大きな喜びです。

せっかくのご縁が末永く続けられるよう微力ながら尽力させていただきます。
まずは、卒業式に向けてさっそくご協力できればと思います。
“スキ” に “手” を加えた、ステキな取り組みにしたいですね!
本当にありがとうございました。
〈大和ハウス工業 B様〉
先日は、感動的で心温まる調印式&さくらプロジェクトを中心となって創っていただき、誠にありがとうございました。
大成功だったと感じています。
弊社で数多く実施してきたさくらプロジェクトの中でもとびきりすばらしいものであったと、関係者皆大変感謝しております。
また、早速ホームページに掲載していただき、イベント当日の感動が蘇りました。
この活動と感動がさらに多くの人に伝わることが楽しみです。

大久小学校の児童のみなさまが、いきいきと楽しそうにご参加くださったこと、海の見えるすばらしい校庭と、校歌に歌われている亀がくぼに桜の木を植えることができ大久小学校をはじめとする地域のみなさまと弊社とのご縁が続いていくこと、大変嬉しく思います。


芸術の秋です。
どの学年も絵の作品作りに取り組んでいます。
本日は、以前大久小学校に務められていた先生を講師に迎え、指導していただきました。



的確な指導の下、子どもたちの絵がさらに生き生きとしていきます。




色使いや人の表情も明るく、見ていて楽しくなります。
その時々の喜びや驚き、好奇心が絵に表現されています。


6年生は、風景画に挑戦しています。
絵を描くことを通して、ふるさとをじっくり見つめ、新たなことに気付き、大切に思う気持ちが培われていきます。
桜プロジェクトの様子を地元の八西CATVが収録(12分間)していますので、ご覧ください。快くリンクの許可をいただきました。
↓ クリック
https://www.hassei.or.jp/movie/movie/news3409gatu/2022.928.mp4
☆桜プロジェクト ~未来へとつなぐ「和」の心~
桜プロジェクトとは、大和ハウスが2010年から取り組んでいる活動で、未来を担うこどもたちと、自然環境の大切さについて共に考えていきたい。そして、いつまでも日本文化のすばらしさ・美しさを残していきたい。そのような想いから、「和楽器演奏・体験」と「桜の植樹」を通じてこどもたちに『和の心』を伝えるというものです。
今回は、伊方町・大和ハウス・和楽器演奏家AUN・三崎高校・書道家(康越氏)・大久小学校が協働した感動的な取組となりました。
① ふるさとの郷土芸能
三崎高校生有志が、秋祭りの伝統的な郷土芸能(和太鼓演奏、唐獅子、五ツ鹿踊り、浦安の舞)を、青年団等の地域の人の力を借りながら見事に演じました。真剣に伝統と向き合い、未来へつないでいこうとするたくましい姿でした。




② 三崎高校吹奏楽部と和楽器奏者のコラボレーション
一曲目のジャンボリーミッキーでは、真ん中で踊る大久小学校卒業生の楽しい姿を真似て、全校25名がはじけて踊りました。そのかわいらしさと楽しい雰囲気に会場は大盛り上がり。
二曲目は、「さくらさくら」の曲を和楽器奏者AUNとロック調で共演。見事なコラボレーションに大きな拍手がおこりました。




③ 和楽器演奏・体験
国内外で活躍するプロの和楽器奏者AUNの笛・三味線・太鼓の音色に、和楽器の奥深さを感じました。その後、実際に太鼓の連続打ちを体験し、和楽器に関心を持った子どもたちも多くいました。





④ 書道パフォーマンス
書道家康越さんによる大筆を使った書道パフォーマンス。後ろではAUNの二人が和楽器の演奏をし、雰囲気を盛り上げます。
子どもたちは、初めて見る大きな筆の躍動に見とれていました。作品は、7mもの「故郷を彩る桜」。大久小学校の目の前に広がる大海原と青空に向かい、伸びやかに勢いよく育っていく、生命力あふれた桜を表現されました。


⑤ 桜の植樹と校歌斉唱
最後に奈良県吉野の山桜を運動場と校歌の歌詞にある亀がくぼに植えました。土をかぶせるときには「大きくなーれ、桜の木」と言いながら、やさしく土をかけました。




その後、全員で思いを込めて校歌を歌いました。これから私たちが桜の木の「桜守(さくらもり)」です。

みんなで音楽を奏で、踊り、校歌を歌い、桜を植え、育てることを通して、すてきなふるさとが未来へつないでいかれることでしょう。


9月25日(日)に行われた「桜プロジェクト」は、その後もあちこちで話にのぼり、まだ余韻がただよっています。
そこで、その全体をまとめておきたいと思います。
また、桜プロジェクトの様子を地元の八西CATVが収録(12分間)していますので、ご覧ください。快くリンクの許可をいただきました。
↓ クリック
https://www.hassei.or.jp/movie/movie/news3409gatu/2022.928.mp4
☆ハイビスカスのある風景

めったに見ることがない熱帯植物のハイビスカスが、大久小学校では、毎日見ることができます。青い空と海に向かって、おもいっきりブランコをこいでいる子どもたちと赤いハイビスカス。何とも美しい風景です。古くから日本では、ブッソウゲ(仏桑花)という名前で親しまれてきました。
花言葉の「常に新しい美」は、毎日新しい花を咲かせることに由来するといわれます。9月25日に行われた「桜プロジェクト」。ハイビスカスがよく似合う大久小学校の新しい魅力として花開きました。
☆BOSAI(防災)の取組発表とこれから

9月25日(日)、伊方町と大和ハウス工業は連携を強化し、地域社会の発展に寄与するため「地域づくり及び災害時の連携に関する協定」を締結しました。これにより、災害発生時には一時避難場所として、校区の亀がくぼにある現地事務所「佐田岬シェアサロン」と宿泊施設「せとうみショートステイハウス」が町民の受け入れ施設となるようです。
大久小学校区は、海岸部や急傾斜地にある集落が多く、大変心強いです。また大久小学校としては、エネルギー・環境・キャリア教育等にも連携した学びの機会ができるのではないかと期待しています。

調印式において、本校の防災教育の取組を教頭が発表し、大きな評価を得ました。子どもたちは、いざという時、「自分の命は自分で守る」という意識と実践力を高めています。実際、家庭において避難行動をとらなければならないことが多くあります。学校・家庭・地域が連携して取り組み、命を守っていきたいと思います。