梅雨明けとなった今日、元気よく4年生が社会科見学を行いました。
野村ダムスタートをして、ゴミ処理場、下水処理場を見学してきました。


帰りのバスの中で、
「ゴミの出し方を家でも話し合いたいです!」
「私たちが使っている水のスタート地点から最終地点まで旅をしてきましたね。」
と話す子どもたち。

まるで、映画『えんとつ町のプペル』




今日の見学で、自然の雄大さ、水の行方、節水の大切さ、分別の仕方、環境への配慮等たくさんのことを学んだ子どもたちでした。

【愛媛新聞R4.6.26 許可番号d20220627-08】
昨日26日、新聞をめくると、22日(水)の参観日俳句教室の記事が掲載されていました。親子のすてきな写真とすばらしいコメントでした。
俳句を通して、子どもの感性をより伸ばし、ふるさとの魅力発見につなげたいと考えています。
【渾身の一句】
★ 校庭でドッジボールだ雲の峰 (6年AKさん)
☆ 消しゴムで料理作った夏の朝 (5年SSさん)

〈今日の様子〉



【今日の俳句】
★ 日曜の次の日学校炎天下 (6年MYさん)
☆ 友達と将棋で勝負夏日影 (6年MIさん)

昨日23日、1・2年生が大久小学校の近くに町探検に行きました。
縫製工場、JA、ガソリンスタンド、郵便局、保育所など。
とても楽しかったと、帰って来ました。
写真が入り次第、掲載します。
6月21日のホームページにデラ台風の悲劇について書きました。
タイミングを合わせ、昨日22日の参観日では、俳句教室の後、地震・津波避難訓練と引き渡し訓練を行いました。
地震に対する素早い初期行動。頭部を守る。


一次避難場所、そしてさらに高い二次避難場所へ移動。

そして、保護者への引き渡し。

台風の記憶 (愛媛新聞 四季録より)
本日の愛媛新聞四季録のコーナーで、伊方町町見郷土館長の高嶋主任学芸員が、デラ台風に関する重要なことを書かれていました。
「日振島や戸島のいわし網漁船48隻が佐田岬半島沖へ漁に出て台風に遭遇してしまい、乗組員328人が遭難した。
その遺体が次々と佐田岬半島へ流れ着き、地元の消防団や有志の人々が嵐の中で打ち上げられた人を探したり、また台風が過ぎたあとも、周囲に打ち上がった遺体を探してそれを引き揚げ、小学校等に安置して、家族に引き渡したり、葬ったりしたそうだ。
もちろん佐田岬半島も石波止が崩れたり、船が壊れたりと大きな被害が出た。結局、塩成や川之浜など瀬戸地域で180人、伊方地域で126人の遺体が収容されたという。」
高嶋さんは、「故人の冥福を祈り、次のその時の備えを地域や世代を超えて学ぶ意味は大きい。」と言います。
大久小学校では、防災教育をさらに充実させ、地域と連携した取組をしていきます。

【伊方町塩成に建つ慰霊塔】
【今日の俳句】
★ 潮風が海を押してる夏の波 (6年NYさん)
☆ 鉛筆のしんがボキボキ夏日影 (5年KKさん)
今日の俳句は、親子俳句教室で作られたものです。
テーマは、大久小学校のすてきなこと。

講師は、マルコボ、コム所属のキム・チャンヒ先生。
月刊誌「100年俳句計画」編集長であり、多くの小学生が使っている俳句ノートを編集されました。
小学1・2年生でも作れるように簡単な手順で進んでいきます。
俳句の国の殿様ケンちゃんの「4音からはじめる俳句の作り方」。
1 俳句にしたい4音の言葉を書く。
2 1につながる1音を選ぶ。
3 上の5音につながる7音の言葉を書く。
4 気分に合った5音の季語を選んで完成。




いよいよ作品の発表会。



子どもたちの作品一つ一つにキム先生からの言葉が送られ、掘り下げられていきます。
俳句の魅力
一歩踏み出す気持ち、生きてゆく活力はどこから生まれるのでしょうか。私たちは、心を喜ばせることだと考えます。心を喜ばせるためには心への栄養が必要です。
俳句を含む文化芸術は、心の栄養のひとつと考えます。心が元気に豊かになれば、人は元気になり、町も元気になる。町が元気になれば人も豊かにくらせるという、良いスパイラルが生まれるのではないでしょうか。
文化芸術とは、人間が生きてゆくために必要不可欠なもの。文化芸術が、当たり前に、空気のように、生活の周りにある、そんな町になるよう、俳句の新しい楽しみ方や、俳句の魅力を伝える活動をしていきます。
また、俳句作りを通して、感性を養うことができたり、ふるさとの魅力に気付いたりすることもできるでしょう。
(有限会社 マルコボ.コムより)
【今日の一句】
梅雨入りで 学校着くと 服ぬれた (4年AMさん)

雨の中、1列になって集団で歩く子どもたち。雨カッパは着ていますが、やはり濡れるのでしょう。たくましく育つことを見守りたいです。
デラ台風の悲劇

大久小学校の真向かいに宇和島市日振島があります。晴れた日には、その島影もはっきりと見えますが、本日は雨で視界が悪く全く見えません。
戦後、日本を襲ったデラ台風の悲劇をご存じでしょうか。
以下、町見郷土館が発信している「佐田岬デジタル博物館」の記事を紹介します。
「73年前1949年の6月20日から翌21日未明、デラ台風が北上、日振島・戸島の漁民の方が遭難し、佐田岬半島に多くの遺体が打ち上げられたのでした。写真は伊方町塩成に建つその慰霊塔。自然災害への備えを改めて思い出したい。」

以下、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
宇和海での漁民の遭難
宇和海では操業中の漁民が多数犠牲となった。宇和海全域は不漁が続いている状態で、多少の悪天候であれ無理を押して出漁しなければならなかったことが被害を大きくした。死者、行方不明者は211人。
日振島での被害
中でも日振島(当時の日振島村・現宇和島市)での被害は甚大で、当時の人口約2,300人のうち106人もの死者・行方不明者を数えた。
被害が拡大した理由
台風の進路が急に変わったこともさることながら、離島や僻地には電気も通っていないなど台風情報伝達システムが未整備・未発達だったことも原因として挙げられる。
加えて梅雨時に台風は来ないという言い伝えが信じられていて、警戒感が欠けていた中での襲来だったことも被害を大きくした。
実は、このときの様子を知っている地域の方がいるようです。
是非、お話を聞かせてもらいたいと思っています。
自然災害は、いつ、どこで、どんなカタチで起こるか分かりません。十分に注意していきましょう。
【今日の様子】


【今日の一句】
夏の朝 スイカを食べる 目が覚める (6年MIさん)
朝からスイカを食べると目が覚めます。Mさんは、もうスイカを食べたのでしょうか。月曜日の朝には、ピッタリです。
1週間の初めから盛りだくさんな1日でした。
【将棋教室】


1か月に1~2回、昼休みに将棋教室が開かれます。
本日は5名の参加。低学年の参加が多く驚きました。
将来、棋士が生まれるかもしれません。
講師は、もと教師、ICT支援員さん。お二人とも将棋の普及をボランティアとしてされています。やさしく、面白く関わっていただいています。
【総合的な学習の時間】
3・4年生の総合的な学習の時間には、地域学校協働活動として、地域ボランティアの方に来ていただきました。
1 さつまいも博士を目指す
さつまいもの歴史や伊方町での栽培等、資料や画像も使い、分かりやすく説明していただきました。
講師は、伊方町農業支援センター職員の方でした。

2 イノシシ猟師のすごさ
伊方町には、イノシシが増え過ぎ、農産物への被害が多く出ています。最近は、年間に400~500頭のイノシシを駆除しており、多い年は900頭を超えたらしいです。柑橘やさつまいも、タケノコ等の被害を考えると、イノシシ猟師さんは、なくてはならない存在です。イノシシ猟の様子を実物も見せながら、説明していただきました。

イノシシわなの仕組み、猟銃の玉、そして何と!

イノシシの牙!
狩猟は危険と隣り合わせ。狩猟犬が何頭もこの牙にやられて、命を落としたり、講師の方も足をかまれたりしたことがあるそうです。神崎で獲れたものは、体長180cm、体重130㎏。まさに、お相撲さん。しかも身のこなしは軽く、時速40~50㎞で走ります。
こんな話に、子どもたちは何度も驚きの声を上げ、たくさんのメモをとっていました。
このような本物の学びが子どもたちの好奇心を呼び起こし、学習が広がり、深まっていきます。学びは楽しい!
子ども・家庭・地域・教職員にとって魅力的なみんなの学校物語。
【今日の一句】
★ 夏の夜 クモがこそこそ おさんぽ中 (4年MHさん)
気温も湿度も上がると、様々な生き物たちの動きも活発になってきました。クモを避けたい人は多いですが、Mさんはむしろ様子を観察し、楽しんでいるようです。

梅雨の晴れ間、昼休みは運動場が遊び場。
ドッジボールが流行っています。
そんな中、池をのぞき込む児童も数名います。
アメンボ、メダカ、ヤゴなどの生き物を見るのが好きなようです。

虫博士と呼ばれている1年生の児童が、アジサイの葉に乗っていたコガネムシをそっと手に取り、その名前や特徴を教えてくれました。
【アオダイショウ】
サツマイモ畑の様子を見に行くと、体長1mを超すアオダイショウが横切りました。これには、さすがに冷や汗。
でも、田舎あるあるな話です。
ところが今日は、さらにすごい話で学校中がもちきりでした。
児童: 先生、僕は昨日の夜、ムカデにかまれてんです。
教師: それは痛かったやろ。で、どこをかまれたの?
児童: 耳の中です。
教師: えっ!? 耳の中!?
ムカデが耳の中に入ったということですか?
児童: はい!夜中、耳の中がチクッとして驚いて飛び起き、あま
りの痛さに耳を振ったら、布団の上にムカデが落ちたんです。
教師: えーっ!で、それからどうしたの?
児童: お母さんが薬を綿棒に付けて、耳の中に塗ってくれまし
た。でも続いて、今度は体中がかゆくなり、たまりませんで
した。
教師: えーっ!それでどうしたの?
児童: お母さんが、体にも薬を塗ってくれて、おさまってきたの
で、寝ました。
教師: 朝、起きてからはどうやったの?
児童: 少しだけ痛かったけど、いつもの手伝いをしました。
教師: この話、他の人は知っているの?
児童: はい、話したらみんな驚いていました。
さすがに、驚きました。田舎あるあるな話の特別編です。
この話は、本人の了解を得て掲載しています。
こんなとき、あなたはどうするか?
是非、ご家庭で話し合ってみてください。
【今日の一句】
★ 衣替え サイズが合わず あせる母 (6年AKさん)
伸び盛りの子どもたち。親として、驚きとうれしさが入り混じっている様子。それを感じる子どもとの交流が、ほほ笑ましいです。
本日は、南予教育事務所の管理主事・指導主事、伊方町教育長の訪問があり、以下のような流れでした。
1 学校経営の説明
2 授業参観
3 諸帳簿の点検
4 個人面接
5 全体指導
驚いたのは、授業参観者がいても子どもたちは集中力を切らさず、普段通りだということです。


また、授業を通して、教職員一人一人の個性や力量を十分に感じてもらえたと思います。つまり、その集まりである大久小学校という資源の可能性を大いに感じることができました。
懇談でも、大久小学校は、すばらしい・うらやましい・楽しみという声の連発でした。
心配事としては、教職員の「働き方改革」の必要性です。
複式学級の授業準備は、通常の学級の2倍近くかかりますし、その他、様々な業務もありますので、働く時間が長くなっています。
これは、本校に限らず、現在の学校教育の大きな課題となっています。
働き方改革について、2つの指導がありました。
① 時間の終わりを決めて働く。
やってもやっても終わりがないため。
② 子どもと向き合う時間とは別に、あえてプライベートな時間を
作り出す。このような時間でリフレッシュし、自分に新たな力を
生み出す。教師の元気が子どもたちの元気へとつながります。
管理主事からの
「環境が、人をつくる」
「環境は、人がつくる」
という言葉が、強く心に残りました。
ますます、すてきな「みんなの学校」づくりを進めていきます。