大雨に注意! デラ台風の悲劇

2022年6月21日 10時59分

【今日の一句】

梅雨入りで 学校着くと 服ぬれた (4年AMさん)

 

 雨の中、1列になって集団で歩く子どもたち。雨カッパは着ていますが、やはり濡れるのでしょう。たくましく育つことを見守りたいです。

 

デラ台風の悲劇

 大久小学校の真向かいに宇和島市日振島があります。晴れた日には、その島影もはっきりと見えますが、本日は雨で視界が悪く全く見えません。

 

 戦後、日本を襲ったデラ台風の悲劇をご存じでしょうか。
以下、町見郷土館が発信している「佐田岬デジタル博物館」の記事を紹介します。

 

「73年前1949年の6月20日から翌21日未明、デラ台風が北上、日振島・戸島の漁民の方が遭難し、佐田岬半島に多くの遺体が打ち上げられたのでした。写真は伊方町塩成に建つその慰霊塔。自然災害への備えを改めて思い出したい。」

 

以下、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

宇和海での漁民の遭難
 宇和海では操業中の漁民が多数犠牲となった。宇和海全域は不漁が続いている状態で、多少の悪天候であれ無理を押して出漁しなければならなかったことが被害を大きくした。死者、行方不明者は211人。

 

日振島での被害
 中でも日振島(当時の日振島村・現宇和島市)での被害は甚大で、当時の人口約2,300人のうち106人もの死者・行方不明者を数えた。

 

被害が拡大した理由

 台風の進路が急に変わったこともさることながら、離島や僻地には電気も通っていないなど台風情報伝達システムが未整備・未発達だったことも原因として挙げられる。

 加えて梅雨時に台風は来ないという言い伝えが信じられていて、警戒感が欠けていた中での襲来だったことも被害を大きくした。

 

 

 実は、このときの様子を知っている地域の方がいるようです。
是非、お話を聞かせてもらいたいと思っています。

 自然災害は、いつ、どこで、どんなカタチで起こるか分かりません。十分に注意していきましょう。

 

【今日の様子】