BOSAI(防災)~「デラ台風の記憶」から学ぶ~

2022年6月23日 11時31分

 6月21日のホームページにデラ台風の悲劇について書きました。

 タイミングを合わせ、昨日22日の参観日では、俳句教室の後、地震・津波避難訓練と引き渡し訓練を行いました。

 

 地震に対する素早い初期行動。頭部を守る。

 

 

 一次避難場所、そしてさらに高い二次避難場所へ移動。

 

 

 そして、保護者への引き渡し。

 

 

 台風の記憶 (愛媛新聞 四季録より)

 本日の愛媛新聞四季録のコーナーで、伊方町町見郷土館長の高嶋主任学芸員が、デラ台風に関する重要なことを書かれていました。

 

 「日振島や戸島のいわし網漁船48隻が佐田岬半島沖へ漁に出て台風に遭遇してしまい、乗組員328人が遭難した。

 

 その遺体が次々と佐田岬半島へ流れ着き、地元の消防団や有志の人々が嵐の中で打ち上げられた人を探したり、また台風が過ぎたあとも、周囲に打ち上がった遺体を探してそれを引き揚げ、小学校等に安置して、家族に引き渡したり、葬ったりしたそうだ。

 

 もちろん佐田岬半島も石波止が崩れたり、船が壊れたりと大きな被害が出た。結局、塩成や川之浜など瀬戸地域で180人、伊方地域で126人の遺体が収容されたという。」

 

 高嶋さんは、「故人の冥福を祈り、次のその時の備えを地域や世代を超えて学ぶ意味は大きい。」と言います。

 

 大久小学校では、防災教育をさらに充実させ、地域と連携した取組をしていきます。

 

           【伊方町塩成に建つ慰霊塔】