地震、津波を想定した第2回避難訓練
2020年6月16日 15時12分 本日、第2回避難訓練を行いました。前回は学校再開後すぐに万が一のために一般的な地震を想定しての避難訓練を行いました。今回は南海トラフ地震、震度6強、津波高21m、津波(1m)最短到達時間46分(朝日新聞デジタル資料による)を想定し、地震と津波からの避難を行いました。
9時30分緊急地震速報を鳴らし、揺れが3分間続いたこととして机の下に避難しました。今年度2回目であること、そして、校長先生から昨日、避難の仕方を聞いているため、ばっちりな姿勢で机の下にもぐることができています。3分という時間の長さも感じていたようです。その後、周囲の様子に気を付けながら、無言で素早く運動場に避難できました。
地震(による建物の倒壊)から自分の命を守った後は、津波から自分の命を守ります。なんのために避難訓練を行っているか、また南海トラフが起きればどのようになるかを説明した後、3次避難所である、大久診療所へ。ここは海抜44.9mあり、津波から避難できます。
ここで一つひみつ道具。今年度トランシーバーを三台購入しました。診療所に行くためには学校裏の細道、海岸沿いの舗装道路と2ルートあります。教員が手分けしてルートの確認を行い、連絡を取り合って安全なルートで児童を避難させます。今日は裏側の道は土砂崩れのため使用できない状態として海岸沿いのルートで避難しました。海岸沿いは教頭がバイクで先に避難所に向かいルートの確認を行いました。
今日は天気もよく、気温も上がってきて45m登らなければならない避難ルートを行くのは大変でしたが、高学年が1年生の様子を気遣いながら、そして全員が真剣にできたことよかったと思います。
避難所では校長先生から家庭でも避難のことを話してほしいという言葉がありました。東日本大震災の時、子どもたちが率先して避難し、地域を助けた事例もあります。各家庭でも今日の避難訓練のこと、いざという時のことを話し合っていただけると幸いです。
訓練をしていると、玄関から出られない場合や雨天の場合、保護者が迎えに来られない場合など、いろいろなことが頭をよぎります。このように気付いたことや反省を、今回も避難訓練後、児童の皆さんと先生方に「振り返りカード」に書いてもらいました。この積み上げを大切にしていきたいと思います。
(伊方町大久地区のハザードマップによると津波高は12.86m、20cm到達時間8分、最大波到達時間73分となっています。)
【今日の一句】
かたつむり あめといっしょに あそぼうよ
1年 MKさん
明後日からはまた雨になりそうです。かたつむりはよろこぶかな?