盲導犬キャラバンから学ぶ
2024年2月5日 15時11分2月1日、大久小学校に日本盲導犬協会島根あさひ訓練センターから原水穂さん(26)と盲導犬訓練犬のナル(3)を迎えて、盲導犬キャラバンが実施されました。
最初に原さんから、視覚障害者の見え方についての体験や歩行手段には、白杖・盲導犬・手引きがあり、盲導犬と一緒に歩く人のことをユーザーというなどの説明がありました。
併せて、国内には30万人以上の視覚障害者がおり、その人たちを支えるために836頭(愛媛県には12頭)の盲導犬が活躍しているという話をされました。
次に盲導犬の実演がありました。児童たちは、初めて出会う盲導犬に興味津々でしたが、盲導犬が集中して仕事をするために、まちで見かけても「触らない・声をかけない・目を合わせない・餌や水をあげない」という注意点を真剣に聞いていました。途中の休み時間にも「目を合わせたらいけないんだよ」とお互い気を付け合い、動きを見守っていました。
最後に、白杖使用者や盲導犬ユーザーへの声のかけ方として、出会ったらまず挨拶して、人がいることを知らせ安心してもらうなど、視覚障害者や盲導犬についての理解を深めました。本事業を通して、一番の目的であった共生社会に向けての意識を高めることができました。
【愛媛新聞2/5 許可番号d20240206-03】