「愛顔(えがお)でつなぐ”学校・家庭・地域”の集い」での学び
2024年9月3日 09時04分「みんなの学校」を目指している大久小学校。
そのヒントを求めて、8月27日(火)に「愛顔(えがお)でつなぐ”学校・家庭・地域”の集い」に参加しました。
この集いの目的は、様々な人が集い、社会総がかりで愛媛の子どもたちを育むための方向性を探ることです。
島根県益田市の取組を話された大畑信幸氏の講演が、学び満載でした。
自分たちのまちには、「なにもない」と感覚的に答える子どもたちは多いです。ここで気を付けておきたいことは、そう答える裏に、「与えられることに慣れてしまっている、お金で買えるもの・作れるものしか見れていない、作ることよりも消費することに慣れてしまっている」という状況があるのではないでしょうか。
自分を主語にした「自分が‥‥する」という当事者意識や主体性が不足しているということです。
大久小学校でも、あらゆる場面で、当事者意識(自分事)と主体性を身に付けるために取り組んでいます。子どもたちの力を信じ、どんどん任せていく。そうすることで、子どもたちは生き生きしています。
益田市では、学校や地域において、ひとづくり・つながりづくりの取組を積極的に進め、自分やみんなのウェルビーイング(幸せ)を高めています。
その手法として、「対話」を取り入れた様々な活動がされています。
例えば、カタリ場(小学校カタリ場、中学校カタリ場、高校カタリ場)、マシュマロトーク、まちづくりプロジェクトなど多数。
対話を通して、お互いが多様な価値観・生き方に触れるライフキャリアを積み重ねていくことを目指しています。
大久小学校でも以前から対話型授業に取り組んでおり、本年度からは本格的に「子どものための哲学対話(p4c)」や縦割り班での集会活動を行っています。今後、この取組をPTA活動や地域活動にも広げていくことが大切であると考えます。
最後に、「人が幸せに生きるために大切なものは?」というテーマで、ハーバード大学が研究しました。724人を75年にわたり追跡調査。結論は、人を幸せにし、健康にするには、何よりも良い人間関係。
2学期、運動会をはじめ様々な家庭・地域との活動があります。この機会を捉え、地域とともにある「みんなの学校」を更に進めていきます。