俳句・短歌の発表会(5・6年生の部)

2022年7月11日 14時17分

そのことはきのうのように夏みかん (坪内稔典)

 

 校舎の裏山にさつまいも畑を借りて、栽培しています。

その下の段には、取り残された甘夏が実っています。草刈りをされていた持ち主の方が、

「先生、うちはもう取らんけん、いつでも取っていいですよ。」

と言ってもらいました。

 草刈り中、あまりの暑さに一つ味見。水分は少なくなっているものの、酸味が体を生き返らせてくれます。まるで、昨日のことも忘れるかのように。

 伊方町が誇る俳人、坪内稔典さんのこの句は、こんな状況を詠んだものでしょうか。

 

 今日の全校発表会は、5・6年生が俳句と短歌を発表してくれました。

 日々の日常を切り取ったもので、思わずププッとふき出してしまうようなものもありました。1・2年生にも十分通じていたようです。

 短いだけに、個々人が場面を想像する余白があります。それぞれ違ったその人の場面。それがまた面白いのです。

6月の俳句教室の学びがよく生かされていました。

 

 

 

 

〈渾身の作品〉

☆ 先生と夏の理科室かご洗い

★ 楽しみは家族6人夕食で学校のこと話しているとき

☆ 楽しみは家族といっしょに誕生日ウフフと笑い物を食うとき

★ 楽しみはゆいと君家でスイカ食べ種をいっぱい出していたとき