原子力防災訓練
2021年10月15日 13時09分 本日は愛媛県原子力防災訓練が行われました。今回は「伊方発電所の原子炉が損傷したことから放射性物質の放出による危険性が高まった」想定で屋内避難を行いました。
児童は、避難の放送をうけ、体育館に移動しました。今年度はすでに地震等を想定した避難訓練を何度も行っていることもあり、あわてることも、ふざけることもなく真剣に避難行動をとることができました。
体育館へ避難後、教頭から何のために避難訓練を行うかの説明をしました。地震は、身の回りの危ないものから身を守るため、津波は波にのまれることを防ぐために行います。原子力防災訓練は放射性物質や放射線から身を守るために行います。そのため、体育館に避難する必要を説明しました。また、自分たちが外で遊んでいるときに起こったらも考えました。
さて、万が一避難になった場合、バスで松前町への避難となりますが、本日は瀬戸総合体育館にバスで移動して、いざという時のためのクリーンエアドームの見学を行いました。このクリーンエアドームは避難移動ができないときの備えで準備されているそうです。瀬戸総合体育館に幅10m、奥行き25m、高さ4mのドームが3基設置されていました。コロナ対策で残念ながらドームの中には入ることはできませんでしたが、中の様子を見ることができました。その後、子どもたちはテレビや新聞のインタビューを受けていました。今日のニュースで放送されるかもしれません。
いろいろな状況を想定して避難訓練をしています。単に避難訓練を行うだけでなく、何のために、何から身を守るために、どうすればいいかを考えて行動できる子どもたちを育てていきたいと思います。