「ごんぎつね」(小学校4年)から感じとる豊かな心
2024年10月29日 13時58分 みなさんは、「ごんぎつね」という読み物教材を覚えておられますか?何か悲しい終わりでした。
今日は、その授業の様子を3・4年生の学級通信から紹介します。
昭和52年から、国語の光村の教科書に掲載されている「ごんぎつね」。今年の4年生も学習を終えました。最後の授業の様子を紹介します。
~本文の最後~
兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。
青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。
T: なぜ、新見南吉さんは「白いけむりがもくもくと出ていました。と書かなかったのだろう?」
(しばらく考えこむ4年生3人)
S: 白いより青い方が、色に対してのイメージが悲しい感じがするから、青の方がいい。
S: 最後に、兵十はくりやまつたけを持ってきてくれていたのがごんだと気付いたから、撃ってしまって後悔したと思う。顔も青くなったと思うから、青いの表現がいいんだ。
S: 細くは、もしかしたらごんの命が細くなっているんじゃないかな。
S: 最後はピーンと空気がはっている感じがするから、細いがいいと思う。
S: すごい!新見南吉さん。青いや細いという言葉で、気持ちが伝わってくる!
気持ちを表す表現だけでなく、情景も気持ちを表す効果を担っていることに気付くことができた4年生でした。