三学期始業式の校長先生の話 「ノミの話 限界を作らない!」
2025年1月8日 19時00分1月8日(水)、三学期が始まりました。
全校20名が全員登校。
始業式では、校長先生が干支のヘビの話ではなく、「ノミの話」をされました。
校長:ノミって知っていますか?
児童:(数名、手が上がりました。)血を吸います。小さい。よく跳びはねます。
校長:ある実験からです。①体長1mmくらいのノミを自由に跳びはねさせました。30cmくらい跳びはねます。何と300倍の長さです。
②このノミに高さ10cmの箱をかぶせました。どうなると思いますか?
児童:天井にぶちあたる。そして、元気がなくなる。
校長:実験③、箱をのけます。どうなったと思いますか?隣同士で予想してみましょう。
児童:自由になって、30cmよりも高く跳んだ。同じ30cm。30cmよりも跳べなくなった。
校長:結果は、箱をのけても10cmしか跳べなかった。箱があったときを思い出し、「ここまでしか跳べない」「跳んでも無駄だ」と思ったのでしょうか。
みなさんは、同じような経験はないですか?自分で限界を作って、あきらめたようなこと。
児童:あります。
校長:最後に実験④。跳べなくなったこのノミを、再び高く跳べるようにするために、どんなことをしたでしょう?
難しいですね。隣同士で考えてみましょう。
児童:台を置いて、そこから跳ばせた。血を飲ませて元気にさせた。えさの血を高いところにぶら下げた。他のノミと一緒に跳ばせた。
(発想力の豊かさに笑いがおこります)
校長:みなさん、おもしろいこと考えますね。中に正解がありました。それは、他のノミを周りにおいた。他のノミは、箱をかぶせられた経験がないので、元気よく跳びはねました。それを感じた先ほどのノミも徐々に跳べるようになったんです。
みなさんは、同じような経験はないですか?誰かの影響で頑張れたような。
児童:あります。(何人か手を挙げて、経験を語りました。)
校長:ノミの話を聞いてどう思いましたか。三学期を頑張るための力にしてください。