[無題]

　町内の小中学校の先生方にお越しいただき、５・６年生の算数の授業を見ていただきました。

　子どもたちより多い先生方に囲まれて、さぞかし緊張しているだろうと思いきや、全くそんな様子は見られず、普段どおりのリラックスした雰囲気の中で授業が進んでいきました。

　５年生は、割合の学習。小数倍になる割合について考えていきます。

　６年生は、分数のわり算。割る数と商の大小関係のきまりを考えていきます。

　複式学級なので、担任の先生が５年生に関わっているとき、６年生は自分で問題を解いたり、二人で話し合って考えを深めたりしています。

　逆に、先生が６年生に関わっているときは、５年生が自分たちで学習を進めます。

　５年生も６年生も自分の考えをしっかりと発表することができていました。また、先生が関わることができない時間にも、自分たちで話し合いを進めて課題解決に迫ることができていました。

　授業を見ていた先生の一人が、「この子たちすごいですね。」とささやいてくれました。これは、５名全員が互いの考えを聞きながら思考を整理し、課題解決に向かっていこうとする「学びに向かう態度」への賛辞だと感じました。頭から湯気が出そうなほど一生懸命考え、それでも楽しそうに話し合っている子どもたちを見ながら、とても誇らしく嬉しい気持ちになりました。